コロナ対策情報
- 民間金融機関でも無利子・無担保融資が開始されました
5月1日より、銀行・信用金庫・信用組合等の民間金融機関でも無利子・無担保融資が開始されました。
これで、3月から既に始まっている公庫版と合わせ、最大6千万円まで無利子・無担保で融資を受ける事が可能です。
今回のコロナ関連融資は、既存の信用保証付融資の借換え・一本化が可能です。
これにより、既存の返済月額を減額(または据置き)したり、既に支払った既存信用保証料の返還を受けることが可能となります。
(既に2月~4月に「経営安定化特別融資(特別枠)を民間金融機関から受けている方も、本制度への借換えを行えば無利子に変更することが可能です)
制度の概要は?
① セーフティネット保証4号・5号、危機関連保証を活用
本制度は、本店等(個人事業主は主たる事業所)所在地の市町村から認定を
受ける必要があります。
まずは、協力金融機関※へご相談する事からスタートします。
認定は協力金融機関が代行してくれますが、福岡市の場合ご自身でもネット
+郵送で簡単に取得できます。
※福岡市の協力金融機関(5月1日現在)
福岡銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行、佐賀銀行、福岡中央銀行、
福岡県信用組合、福岡信用金庫
※福岡市のネット+郵送申請はコチラから
② 認定要件
次の両方に該当することです。
・直近1ヶ月間の売上高が、前年同月と比較して15%以上減少している
・その後2ヶ月間の見込み売上を含む3ヶ月の売上高が前年同期間より
15%以上減少している
※小規模個人事業主(従業員が製造業等は20人以下、卸・小売・サービス業
は5人以下:中小企業基本法)はともに5%以上減少で可
※業歴3ヶ月以上1年1ヶ月未満の事業者、店舗の増加によって売上が増加している
事業者については、要件が緩和されます。詳しくはコチラ
③ 融資条件
・融資限度額 3,000万円
・融資期間 10年以内(うち据置5年以内)
・融資利率 0.00%(3年経過後1.3%※) ※福岡県
・保証料率 0.00%
・担保 不要
解説動画もあります
(経産省) https://www.youtube.com/watch?v=agtxmA_mAmc
最後に
今回ご紹介させて頂いた「危機関連保証(中小企業信用保険法第2条第6項)」
は、コロナウイルスの影響に伴って「初めて」発動された制度だそうです。
それだけコロナ禍が与えている影響は深刻だという事、それがいつ収束するか
分からないという事を、きちんと理解する必要があると感じています。
今般のコロナ禍において、取るべき最初の行動は「資金注入」です。
今後、進行年度の決算が本業赤字になったり債務超過に陥れば、翌期以降の
銀行交渉はハードルが上がります。
そうなる前、つまり進行期の決算が確定する前、今まさに資金調達に動くことが、
特に緊急事態において大事になります。
当面の資金繰り不安を解消するため、公庫や民間金融機関の無利子・無担保融資
を活用し、安心できるだけの資金を確保しておきましょう。
場合によって、無利子・無担保の枠を超え、資金調達が必要となるケースもあると
思います。
今は、セーフティネットではない一般保証の融資枠2.8億円、それと「別枠」で
セーフティネット4号・5号融資枠2.8億円、さらに「別枠」で危機関連保証融資枠
2.8億円、最大で合計8.4億円の信用保証枠が利用可能となっております。
(さらに公庫もあります)