税務会計ニュース

令和５年度税制改正【速報版】のポイント
 

 

2022年12月16日に発表された「税制改正大綱」の注目ポイントをコンパクトにまとめてみました。

今回の目玉はなんといっても、「贈与税と相続税の一体課税」ではないでしょうか。

【改正前】相続開始前「3年以内」の贈与は、相続財産に「加算」する
【改正後】相続開始前「7年以内」の贈与は、相続財産に「加算」する。

結果として、令和13年（2031年）1月以降の相続については、７年以内の生前贈与が相続財産に加算されることになります。

一方、相続時精算課税にも新たに毎年110万円の基礎控除が設けられ、こちらの110万円部分は相続財産に加算されません。

これが今回の目玉の１つである税制改正の内容です。

詳しくは下の画像をクリックして内容をご確認くださいませ。
（上記内容はP6～P8をご参照くださいね）

 

税制改正大綱の原本はコチラ
注

実はまだ確定したわけではありません

税制改正大綱は、各省庁などの要望を受け、自民党と公明党が中心となって方針をまとめた「たたき台」です。

たたき台なので、正式に成立するまでは内容が変わる可能性もあります。

改正法の成立までは次のようなスケジュールとなっております。
・1月　政府が閣議決定します
・2月　国会に法案が提出されて審議されます
・3月　改正法が正式に成立します