税務会計ニュース
- 【実録】これが決算報告会だ!
決算報告会とは何か?
皆さんは決算が終わった後、顧問税理士からどのような報告を受けていますか?
まさか納付書をもらって、税額を聞いて終わりじゃないですよね…!?
折角の決算、それだけで終わらせるのは本当に勿体ないですよ!
弊社の決算報告会は、ご希望されるお客様に対してだけですが、決算書とは別に「評価報告書」を作成したうえで、わざわざ銀行まで出向いて決算報告会を行っています。
なぜ、わざわざ銀行に出向いて決算報告会を行っているかと言うと、目的は主に2つあります。
目的1 銀行にアピールする
支店長攻略
皆さんは取引銀行の支店長とキチンと面談できていますか?
ご存知の通り、支店には支店規模に応じた「専決限度額」、いわゆる支店決済枠があります。
この支店決済枠の最終権限者は、その支店の支店長です。
つまり、支店長と直接会って、会社や事業内容を詳しく説明し、将来性や強みなどをアピールできれば、それだけ融資審査が有利になると言えます。
とは言え、日ごろから支店長と会うのは中々敷居が高いものですよね。
決算報告会を銀行に出向いて行えば、支店長があっさりと同席してくれますので、支店長と会うという目的は簡単にクリアする事が出来ます。
決算の詳細な報告は、我々がサポートし、具体的に分かりやすく説明するので安心して下さい(笑)
また、支店長も日ごろ忙しいので、すべての融資先について詳しいわけではありません。
日ごろ融資先と直接接することの少ない支店長との面談は、お互いにとって貴重な機会となります。
決算の詳細を報告できる
期中に突発的な損失があったり、今期だけの特別な事情がある場合にはことさら丁寧に伝えます。
特に営業利益や経常利益が赤字であれば、その赤字が一過性であることや、翌期に黒字化するシナリオは、聞かれなくてもこちらから積極的に説明します。
短期貸付金や仮払金がある場合も同様ですね。
これらは、担当者に決算書を渡しただけでは、まったく伝える事が出来ません。
決算書に書いていない内容をキチンと伝える
まずは、経営者自らが会社の自己評価を行っていることをキチンと伝えましょう。
意外と自己分析を行っている会社は少ないですから、これだけでも好印象を与える事が出来ます。
そのうえで、事業内容や、経営上の強み・弱みを伝えましょう。
特に弱みを伝えることは、自社の問題点を認識していることをアピールする効果があります。
また、銀行目線でアドバイスがもらえたり、得意先をご紹介していただけることも多いです。
最後に、課題解決に向けた取り組みを伝えましょう。
この部分は、行動計画や数値計画にキチンと落とし込んで、丁寧に説明します。
決算報告会という名称ですが、要は今期の取り組み発表会ですね。
銀行に対しては、終わった決算の結果報告よりも、今後の取り組みについて重点的にアピールすることが大切です。
目的2 銀行を理解する
会社を経営をしていくためには、最適なタイミングで最適な借入をスムーズに行う必要があります。
そして、スムーズな借入には銀行評価が大切です。
決算報告会では、ざっくばらんとした話の中から、銀行が行う決算評価について、評価のポイントを聞く事が出来ます。
・自己資本比率はどの程度あれば良いか?
・キャッシュフローが潤沢かはどの数字で判断するのか?
・貸借対照表の項目をどう見ているか?
などなど
銀行が決算書のどこをどのように注視しているのか、直接聞ける良い機会です。
このような機会を通じて、銀行と良好な関係を築くこと、銀行と目指す方向性を合わせることがスムーズな借入、つまり会社経営には大事です。
決算報告会はこれらを全面的にサポートしています!
実際、やってどうでしたか?
最後に実際に決算報告会を行った感想や現場の雰囲気をご紹介します。
お客様からのご意見
・銀行担当者に決算書を渡すだけでは分からない事が分かった
・自社の強みをアピール出来た
・支店長とパイプが出来た
銀行からのご意見
・同業者との違いが分かって良かった
・会社の事業内容が詳しく理解できた
・会社の強みや弱みまで詳しく説明していただいて助かった
・是非も継続したお取引(融資)をお願いしたい
現場の雰囲気
こんな感じです
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