コロナ対策情報
- 福岡県持続化緊急支援金の申請まとめと注意点
5月1日に、福岡県のホームページにて、持続化緊急支援金(法人50万・個人事業25万)の申請方法などが公開されました。
受給要件は?
受給要件は次の3点です。
① 2020年1月以降、売上が前年同月より30%以上50%未満減少した月があること
② 同じ期間に売上が前年同月より50%以上減少した月が全くないこと
③ 国の持続化給付金(法人200万・個人事業100万)を申請していないこと※
※現時点で既に売上が前年同月比50%以上減少している月がある場合に、国との二重
取りが出来ない構造になっています。
ただし、県へ支援金を申請した後、さらに減収し売上が前年同月比で半減した場合
には、後日国にも申請できるケースがあり得ます。
県は、現状として、両給付金を受け取った場合の返還を求めない考えです…。
弊社は、両給付金の需給を促すつもりはございません。
あくまで、福岡県の支援金制度をご紹介するものです。
国の持続化給付金につきましては、コチラでご案内しております。
注意点は?
申請方法をご案内する前に、先に注意点をお伝えします。
① 申請は一度きりです
一度給付を受けた方は、再申請できません。
そのため、1月~4月までの売上で計算した結果、支援金が50万円(個人は25万円)
未満となる場合、5月の予測売上とその場合の支援金額の検討が必要です。
(緊急事態宣言解除が6月以降にズレ込む場合は、6月以降も併せて要検討ですね)
② 申請期限を確認しましょう
申請期間は、5月2日から緊急事態解除宣言がなされた日の翌月末までです。
仮に5月末で緊急事態宣言が解除されれば、申請は6月30日で終了となります。
国の持続化給付金と期限を混同しないようにご注意ください。
③ 国の持続化給付金との関係
今後売上が前年同月比50%以上減少する可能性がある場合、先に福岡県に申請して
おくのか、50%以上減少の確定を待って国のみ申請するのか、支援金や給付金の
支給まで資金が持つのか、検討する必要があります。
福岡県も国も、申請から2週間程度での支給を想定していますが、多少伸びると
考えております。
申請方法は?
申請は下記サイトから行います。
https://www.kinkyushienkin.pref.fukuoka.lg.jp/s/RegisterEmail
申請に関するガイダンスは以下になります。
法人はコチラ、個人はコチラ
申請の手戻りを防ぐため必ずご一読ください。
申請時は、会社の役員、設立年月日、資本金等を入力する必要がありますので、
事前に直近の決算書控と登記簿謄本を手元にご用意されるといいと思います。
また、法人番号も聞かれますが、法人番号は下記サイトから検索できます。
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
申請時の添付資料は以下のとおりです。
すべてデータで申請と一緒に送信することになっています。
法人 法人税申告書別表一
法人事業概況書(2枚・月別売上高の記載確認)
※ともに前期と前々期の二期分を提出
役員名簿(所定フォーマットが用意されています)
個人 確定申告書一表
青色決算書(2枚・白色は不要)
共通 2019年1月~申請月の前月までの月単位の売上が分かる資料
(推移損益計算書等)
電子申告受信通知書
上記資料をPDF・JPG・PNG・xls・xlsx・doc・docx・ppt・pptxで
申請サイトに保存する必要があります。
まとめ
謄本や前期の確定申告書など、入力時に必要な情報を手許に置いた状態で作業
すると、オンライン申請自体は直感的に行えます。
申請から支給まで約2週間かかるとの事ですが、5月は特に申請が混みあうことが
予想されます。
中旬以降に申請される場合には、入金までの期間を長めに想定して置くことが
必要です。
入金まで手許資金が持つのか検討すること、融資等と組み合わせて動くことが
大事だと思います。